皮膚科の患者さんの冬に多い訴えといえば、やはり、乾燥肌のかゆみですヨネ
日本人はほぼ全員、乾燥していると言っていいほど。
病院を受診するほどの症状のひどい人は
多くは赤ちゃんや小さいお子さん、もともとアトピー素因がある人、高齢者などですが、
健常な人でも、ヒー◯テックに代表する化繊の肌着で乾燥が助長されると、関連性がわかってきました
多くの人は、着ぶくれせずにオシャレに暖を取りたくて、ヒート◯ックを肌に直接触れて着用するわけですが、
これらの化繊素材は、お肌の汗を吸い取って熱を放出する性質であるため、皮膚表面を乾燥させ、
さらに放出された熱で、皮膚を温めることでかゆみを感じやすい状況を作ってしまいます
そうして痒くなった皮膚をかいて、どんどんお肌に小さなかき傷を増やしてしまうわけです。
最悪、掻き傷がじくじくしてとびひのように、どんどん触ったところにびらんが増えていきます
こうして皮膚科を受診するひとが、毎日後を絶ちません。
お肌が粉を吹いたり、ひからびたさざ波状の薄皮めくれなどが起きてくると同時に、化繊の衣類による静電気も全身の皮膚に伝わりやすくなり、
衣類の摩擦による静電気も、かゆみを一層悪化させる要因になります。
こうした理由から、暖かい化繊の衣類や、寝具を使って、かゆみが悪化している場合は、その状況を見直す必要があると思います。
いくらお薬でかゆみを抑えても抑えても、ぶり返すしつこいかゆみは、生活の上で大きなストレスになります。
掻いている本人だけでなく、それをみている周りの人も気になるものです
肌が弱い方はなるべく自然素材のものを身につけることがおすすめですが、
このご時世、安くて便利な化繊衣類を全く使わずに生活することは難しいし、上手に使えばもともとは機能的な素材なのです。
どうしても暖かい化繊を着たいときは、直接肌に触れるようにではなく、綿素材の衣類の上から着るなど、工夫をしてみてください。
その上でお薬や保湿剤を、お風呂上がりのうるおいが残るお肌に塗って、保湿をしっかりとしてあげると、かゆみのおさまりも早いでしょう。
そのほか、栄養の偏りや、睡眠不足、冷え(血流不良)も皮膚のバリア機能を弱めたりかゆみ物質を増やしたりして、肌荒れを起こしてしまいます。
健康な肌は、毎日の体の健康を気にかける生活からうまれるもの。
Be Happy Life
ちょっと気になる豆情報。
当院のK美容部員が見つけてきた、『化粧品』です。
わたくし、かかと用、手指用、アームカバー風のサンプルをいただいて、ただ今お試し中。
ふつうにAmazonなどでも買えるようです。
これ、もっとちゃんとしたオシャレ肌着(言い方がすでにオシャレじゃない、笑)に応用したら、高級化粧品に負けないインパクトがあるんじゃないかって思うんですけど。
TEIJINさんには頑張って、ランジェリーへの商品展開をお願いしたいです